アンケート調査入門
なぜこんなに同じカテゴリの本の話ばかりかというと、以前高専時代の教官に「同じカテゴリの本を7冊読め、そうすれば職場でその分野の第一人者になれる」みたいな事を言われたのを思い出し、去年あたりからそれに近いことを実践しているからです。
何冊も同じカテゴリの本を読んでいると、難解なところでも違う角度から語られているので理解が進んだり、異口同音で述べているところは「常識だったり重要なところなんだろうなぁ」などと判断できたりする気がしています。
ということで読みました。
- 作者: 朝野熙彦,丸山 泰,五條 雅史,石原 聖子,小代 禎彦,高見 健治,星野 朝子
- 出版社/メーカー: 東京図書
- 発売日: 2011/10/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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だいぶ濃いぃ本で、アンケートというものの歴史的経緯の説明から、プロジェクトにおける位置付け、そして実務に関する詳細な説明まで一通り解説してあります。
今回アンケート手法について情報を集めている理由は、プロダクト開発初期(半ば企画段階)の仮説の検証をしたいからなのですが、この本によるとサービス・プロダクトを企画/開発/運営していく上でのアンケートの利用するタイミングというのが何箇所かあり、自分が今やりたいことはその第一段階あたりに位置するようです。
そういった俯瞰的な話から、実際にどのようにアンケートを設計するか、そして外注する場合は...など、実際に調査を専門としている実務についてとても詳しく書かれています。 完全に消化するのはだいぶ大変な気がしますが、それでもこの本のタイトルは「アンケート調査入門」なんですよねぇ(^^;
今回の目的のためだけではなく、プロジェクトを進める上で長く付き合っていける本であると思いました。