銀座Rails#17を開催しました

去る2020/01/16(木)、銀座Rails#17を開催しました。

ginza-rails.connpass.com

毎度おなじみGINZA SIXにあるリンクアンドモチベーションさまのスペースをお借りしました。 当日の様子につきましては、togetterのまとめを御覧ください。 togetter.com

野呂浩良さん「ルワンダでのRubyプログラマ育成報告」

プログラミングスクールである「DIVE INTO CODE」を運営されている野呂さん。 ルワンダにてRubyプログラマの育成をされているということで、今回はそのお話を披露されました。

「全ての人がテクノロジーを武器に」をコンセプトとして活動しているDIVE INTO CODE。そのターゲットとして、教育の最高難度と言われ、さらにRubyKaigi2019で来場者が誰もいなかった「アフリカ」にて機会提供をしようと決意。1ヶ月自分で住み込み、英語でRubyのレクチャーをしたとの事。 クラウドファウンディングで運営し、18名が卒業、その中から3プロジェクトの実務に携わる人が生まれたそうです。 日本発のカリキュラムが世界で通用する教育する事例として、その詳細について語って頂きました。

speakerdeck.com

okuramasafumiさん「ブロック - 入門から応用まで」

いつもコードに関する具体的なトピックを持ち込んで下さる大倉さん。今回はブロックについてのお話でした。 ブロックとはなにか、どう便利なのか、そもそもどう使うのかについて、デモで実際にコードを披露しながら説明。更に利用例として、RakeやFactoryBot、RSpecに代表されるDSLなどを挙げ、実際にRSpec風のDSLについてのコードを見せながら、説明されていました。

@morimorihogeさん「出張RailsWatch」

speakerdeck.com

毎度おなじみ出張RailsWatch。今回も @morimorihogeさんからのお話です。 ニュースとしてはやはり、Ruby2.7.0リリースについてのお話。ただ、今の時点で実践投入をすると、production logがWARNINGで溢れて辛いとの事。 また今日のメインテーマとして、「リソース管理スコープ」の話をされました。これは造語だそうですが、サーバサイドアプリケーション開発者から見たときに、保存参照するデータがどこに保持されていて、それらがどういう特性をもつのか、それについて整理して開発しよう、というお話でした。

スポンサーセッション リンクアンドモチベーションさま

いつも素晴らしい会場、ドリンクの提供など、様々なご支援を下さるリンクアンドモチベーション様。 久しぶりに磯崎さんが登壇され、エンジニアとしてRailsを学ぶ企画は途中で断念との事。ただどれだけ難しいかがよくわかったとの事で、エンジニアへの理解が深まったとお話されていました。

また様々なサービスを作る上で、まだまだ全方面でエンジニアが足りていないとの事。 そんなリンクアンドモチベーション様の求人情報はこちらから。

www.wantedly.com

スポンサーセッション forkwell さま

今回はいつもと異なり、forkwell様からはエンジニアリングマネージャである吉永さんがご登壇。なんとこの日がお誕生日であるとのこと。 「中の人が語るForkwell」と題し、エンジニアリングマネージャとしての仕事とForkwellの役割が重なっており、意義を感じながら開発をしているとのこと。 現在のエンジニア組織について紹介され、現在人材募集中との事でした。

www.wantedly.com

スポンサーセッション ScoutAPM さま 「Rails Performance Tips #1」

前回に引き続き、銀座地ビールスポンサーをお引き受け頂いたScoutAPM様。 今回は「Rails Performance Tips #1」と称し、RailsのN+1問題などをどのように解決するのか、ScoutAPMを使った事例を含めてご紹介頂きました。 またScountAPMのキャラクターの名前「Doggo」が紹介され、かわいいとの評判を多く得ていました。

ScoutAPM 無料トライアルはこちらから。

try.scoutapm.com

ゲストスピーカー SHIBATA Hiroshi(@hsbt)さん「OSS 開発の勘所: RubyGems と Bundler の事例 」

今回のゲストスピーカーの柴田さん。GMOペパボ社にてVPoE、執行役員、技術部長をしており、仕事ではコードを書いていないとの事。 しかしOSSでは、rubyrubygems、bundlerに多くのcommitを積まれています。 まずはRubyGem、Bundlerの現況についてご紹介。それぞれをどのような方向で開発しているのか、開発中の苦労、Ruby3に向けたロードマップなどを紹介されました。

そして昨年約3200ものcommitをした柴田さんが普段どうやってOSS開発に毎日携わっているのか、そしてなぜOSSをやっているのか。また続けるためのマインドセットとノウハウについて、貴重なお話をして頂きました。

www.slideshare.net

次回、銀座Rails#18について

次回銀座Rails#18は2020/02/20(木)、 今回と同じくGINZA SIXのリンクアンドモチベーション様のスペースをお借りしての開催です。

ginza-rails.connpass.com

ゲストスピーカーにはすがわらまさのり (@sugamasao)さんをお招きし、「Ruby on Rails 6 エンジニア養成読本から学ぶRails 6の新機能 」についてお話を頂きます。 只今登壇者、参加者ともに募集中です。