銀座Rails#27を開催しました

去る2020/11/27(金)、銀座Rails#27を開催しました。

ginza-rails.connpass.com

当日の様子は、togetterのまとめを御覧ください。 togetter.com

スポンサーセッション リンクアンドモチベーションさま

今回のご登壇は、髪型が大幅に変わった磯崎さん。

また銀座のリンクアンドモチベーション社にて実施できるよう、場所を提供したいなぁと思っているものの、なかなか情勢が上向かない中、一部でもご参加できるようなことも考えていらっしゃるとのこと。

リンクアンドモチベーション様はRailsコミュニティに貢献したいということで、いつも銀座Railsを支援して下さっていますが(いつもありがとうございます)、そのモチベーションとしては、OSSが働き方も変えてきていること、その発展に積極的に貢献したい!とお話されていました。

またリンクアンドモチベーション社のRails製プロダクトである「モチベーションクラウド」、その他のエンジニアを募集中とのことです。

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大倉雅史(@okuramasafumi)さん『Building Twitter clone in 20 minutes with Rails and Stimulus Reflex』

銀座Railsでのライブコーディング2回目の大倉さん、「みんなもっとライブコーディングできればいいのに」。

今回は「StimulusReflex」 https://docs.stimulusreflex.com を用いて、実際にTwitterのような投稿ができるアプリを作るライブコーディングを披露頂きました。「StimulusReflex」はリアルタイムユーザーエクスペリエンスを提供するためのツールという位置づけで、コミュニティが手厚く、Discodeも活発とのこと。

これからイベントでライブコーディングするよ!とそのDiscodeで宣言の後、実際にTwitterのようなメッセージ投稿ができ、リアルタイムに更新がされるサンプルを、メッセージのdestroyやrails console上からの更新などが可能か実験しながら、その過程を披露されていました。

Railsの普段の延長線上で開発できるJavaFramework」の雰囲気が感じられました。

森雅智(@morimorihoge)さん『アプリケーションコンフィグの設計パターン』

いつも出張Railsウォッチでお話頂いている、Rails歴11年の森さん。今回は公募枠でのご登壇です。

サービスが成長するにつれ増えていく設定項目についてのお話で、まずは12-Factor App https://12factor.net/ja/config の第三項「設定」について言及。今回はそれよりも広めの範囲についてお話すると前置きしつつ、定数から環境変数ソースコード形式のもの、DBなど、どんな種類や実装方法があるのかを列挙。それぞれのメリット、デメリットについて、複数の切り口で整理、解説されていました。

techracho.bpsinc.jp

スポンサーセッション forkwellさま / SONY さま

今回は久しぶりに重本さんがご登壇。いつもお世話になっております。

SONY様とタッグを組んで、継続的にエンジニアコミュニティをご支援下さっているforkwell様。

世の中には自由なエンジニア、不自由なエンジニアが居るといい、その理由は市場の評価と社内の評価か、釣り合っているかどうかであると指摘。勉強会、懇親会がその解消につながるものの、コロナ禍で社外との出会いは激減... それを解消するのはスカウト機能。しかし、登録した途端にスパムの山が...

それはつらい!ということで解消すべく作ったのがForkwell Scout!

jobs.forkwell.com

今回もエンジニアには嬉しいAmazonギフトチケット付きで、登録キャンペーンのお話をされていました。

ゲストスピーカー 五十嵐邦明(@igaiga555)さん 『Railsの学び方、あるいは本の書き方、そして教え方』

今回のゲストは、Ruby超入門やパーフェクトRails改訂増補版などの著作がある、五十嵐邦明さん。私、ginkounoの同級生でもあります。今回はそんな複数の著作物があり、Railsの教育や技術顧問もこなす五十嵐さんをお招きしました。

まずは学習編。Railsの学び方について、既存の書籍の分布や書籍の先に必要な事項に関するお話をされ、次に執筆編として、書いてほしい分野の話から印税の話まで、リアルな情報を披露。最後に教育編として、説明する場合のコツと企業での教育の設計や取り扱いについてお話されていました。

speakerdeck.com

次回、銀座Rails#28について

次回銀座Rails#28は2020/12/18(金)、オンラインでの開催となります。

ゲストスピーカーにはまつもとゆきひろさんをお招きし、『Ruby3.0 and beyond』をお話頂きます。

参加者募集中です。 ginza-rails.connpass.com

銀座Rails#26を開催しました

去る2020/10/23(金)、銀座Rails#26を開催しました。

ginza-rails.connpass.com

当日の様子は、togetterのまとめを御覧ください。 togetter.com

スポンサーセッション リンクアンドモチベーションさま

リンクアンドモチベーション様より、前回に引き続きエンジニアリングマネージャの今野さんがご登壇。 趣味はラズパイ遊びとの事ですが、居間に置いておいておいたらゴミだと思われて捨てられたとのこと。確かに配線がむき出しだったりするとそう思われる可能性はありますが、悲しいですね...

リンクアンドモチベーション社が提供しているサービス「モチベーションクラウド」の開発にRailsを使っており、Railsに大変お世話になっているため、コミュニティの支援をして下さっているとのことでした。いつもありがとうございます。

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江上真人さん『大量データでもサクサク動くRailsになるために』

スポンサーをして下さっている、リンクアンドモチベーション社にお勤めの江上さん。趣味は料理とのこと。

今回のテーマは大量データでもサクサク動くようにするためのパフォーマンス向上ということで、まずはその理由について、提供しているサービスへの要求が、大手顧客に対応するにあたり高まってきたと説明。

そのために、今回はRailsの書き方の改善に絞り、N+1問題が生じやすい場所と対策、batch処理での高速化、DB対策など具体的なお話をされました。

その結果、APIは平均20倍速、バッチは平均11倍速になったとのことです。

osyoさん『これからの Ruby と今の Ruby について』

普段からRubyへのpatchを投げる活動などを行っているosyoさん、好きな機能は(みんな大好き)refinements。今回はこれからのRuby=3.0、今のRuby=2.7.2についてのお話です。

まずは3.0の機能の解説から。RBSによる型情報取得の取り扱い例、TypeProfから.rbsを生成する例、右代入のお話など、具体的なコードを例示しながらの解説を実施。

次に2.7.2について、非推奨警告がなくなる件について、明示的に出力する方法がある事を前提に、今後どうやって向き合うかについて考察を述べ、良い運用があったらフィードバックしてほしいとお話されていました。 speakerdeck.com

スポンサーセッション forkwellさま

今回も前回に引き続き、動画でのスポンサーセッションとなり、Forkwellさまより永田さんのプレゼンが再生されました。

Forkwellさまの変わらないポリシー、「成長し続けるエンジニアを支援する」。「Forkwell Jobs」はそのポリシーに則り、エンジニア自身が自分の価値を把握でき、なおかつ無差別な送信がされないスカウトサービスを提供。 また、すでに利用してしまった自分としてはいいなぁと思う、いつものAmazonのキャンペーンのご紹介、そしてSONYさまとの協力など、エンジニアやコミュニティへの支援を継続されているとの事でした。

jobs.forkwell.com

ゲストスピーカー ミノ駆動さん『Railsで考えるドメイン駆動設計のコアドメイン

過去の登壇者、参加者の方からのリクエストで、今回はミノ駆動さんをゲストとしてお招きしました。

クラウドワークス社に「コードをきれいにしてほしい」と誘われてお勤めのとの事で、その際にDDD(ドメイン駆動開発)を用いたとの事。

まずはDDDの真の主人公はコアドメインであるとのお話からはじまり、その内容を有名RPGゲームにたとえての解説を実施。 重要なのはDDDの目的であり、それを実現するためのRails流の手段が編み出されても良いのでは?とお話が続きます。

その具体例に触れながら、最後にDDDの実現のためにはビジネス理解が必須であると述べられていました。

speakerdeck.com

次回、銀座Rails#27について

次回銀座Rails#27は2020/11/27(金)、オンラインでの開催となります。

ゲストスピーカーには五十嵐邦明さんをお招きし、『Railsの学び方、あるいは本の書き方、そして教え方』と題し、 Railsの学び方、本の書き方、教え方から、それに基づいた新しい視点についてお話頂きます。

現在参加者募集中です。

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銀座Rails#25を開催しました

去る2020/09/25(金)、銀座Rails#25を開催しました。

ginza-rails.connpass.com

当日の様子は、togetterのまとめを御覧ください。 togetter.com

スポンサーセッション リンクアンドモチベーションさま

今回はリンクアンドモチベーション様より、エンジニアリングマネージャの今野さんがご登壇。 銀座Railsのスポンサーを続けて下さる理由として、「OSSの発展は、テクノロジーだけでなく働き方も変えてきた。そんなOSSコミュニティに貢献したい」とのお言葉。いつもお世話になっております。

まずはプロダクトの紹介から。すでに皆さんご存じのモチベーションクラウドは、組織を改善するプロダクト。中身はRailsを使っているとの事です。

開発方法はアジャイルを採用しているとの事。採用をどしどししており、今年も6〜7人採用できたとのことですが、まだまだ採用中との事。

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LT企画『KaigiEffect』

今回はRubyKaigiTakeoutの直後ということで、その熱が冷めないうちに、過去のRubyKaigiの記憶も合わせて語ってもらうLT企画『KaigiEffect』を開催しました。

『Proc#using の感想戦』osyo さん 『Keebs'n'Kaigi』 sylph01さん
『RubyKaigi と Microsoft と私』甚六さん
『RubyKaigi 2020 のウラガワ』@co_bachieさん
『門をくぐって9年とこれから』@asonasさん

タイトルを見ただけでも、多様なKaigiEffectがあったことがわかるかと思いますが、当日の皆さんのお話もそれぞれ体験に根ざした面白いお話で、TLも湧いていました。

『RubyKaigiTakeout - Kaigi on Rails座談会』

モデレータに@a_matsudaさん、パネリストに@ogijunさん、@okuramasafumiさんをお招きしたこのセッション。

2007年頃に最初に『Kaigi on Rails』構想を企画したのがogijunさんで、その頃のエンジニア界隈の課題感、その解決方法の一つとしての『Kaigi on Rails』...と話が続き、そしてokuramasafumiさんが今『Kaigi on Rails』で成したいことは何かについてお話するなど、コミュニテイとイベントに関するなかなか知ることができない裏側が語られました。

また現在は珈琲専門店を営むogijunさんは営業中の参加でした。 四谷三丁目にあるogiunさんのお店はこちら。

cafenekonoya.com

スポンサーセッション forkwellさま

今回は動画でのスポンサーセッションとなり、Forkwellさまより永田さんのプレゼンが再生されました。

「成長し続けるエンジニアを支援する」ことがポリシーのForkwellさま、今回もエンジニアにとって愛あるスカウトしか送られてこないサービス「Forkwell Jobs」の説明を頂きました。 Amazonのキャンペーンの紹介、そしてSONYさまとも協力してイベント支援をされているなど、継続したエンジニアやコミュニティへの支援についてプレゼンされていました。

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『ここに注目!Kaigi on Rails

先日行われた『Kaigi on Rails』。今回の銀座Rails#25はその前の週に行われました。 このセッションではチーフオーガナイザーの@okuramasafumi(okuramasafumi)さん、オーガナイザーの@yu_suke1994(うなすけ)さんによる見どころ解説をして頂きました。

それぞれどういった視点でそのセッション楽しみにしているか。20近いセッションのすべてについての解説をお二人でして頂き、イメージが膨らみ当日が楽しみになるセッションでした。

次回、銀座Rails#26について

次回銀座Rails#26は2020/10/23(金)、オンラインでの開催となります。

ゲストスピーカーにはミノ駆動さんをお招きし、『Railsで考えるドメイン駆動設計のコアドメイン』と題して、Railsでは困難と言われているDDDについて、DDDの真の主人公であるコアドメインを中心に、DDDから何を学べるか、Railsにどのように応用可能かについてお話頂きます。

なお次回は出張Railsウォッチはお休みのため、公募枠が1つ多くなっております。この機会に是非ご登壇下さい。

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銀座Rails#24を開催しました

去る2020/08/28(金)、銀座Rails#24を開催しました。

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togetterのまとめ: togetter.com

スポンサーセッション リンクアンドモチベーションさま

今回は、リンクアンドモチベーション社にエンジニア社員第一号として入社、現在は開発責任者を務めていらっしゃる柴戸さんがご登壇。

まずは開発体制と、提供しているプロダクトであるBtoB向けのMOTIBATION CLOUDなど3つ、BtoC向けのiCompanyClubのご紹介。

そしてリンクアンドモチベーションでのエンジニアの働く環境について、裁量の大きさ、拡大中のプロダクトで働けること、将来なりたい姿+会社がやってもらいたいことを重ねていくための相互理解に力を入れていることなど、その良さについて説明されていました。

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@morimorihogeさん「出張!Railsウォッチ in 銀座Rails

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毎度おなじみ@morimorihoge(森)さん。今回は令和Devise事情と題して、この頃話題となっていたDeviseのお話でした。

まずは事前にTwitterで行ったアンケート結果を共有(前述toggetterのまとめにそのtweetが含まれています)。その内容を踏まえ、Deviseがなぜ敬遠されるのか、その理由について考察。

その上でDeviseのメリットを再考し、更にどのように導入され、その後辛くなっていく...というストーリーを挙げ、どうすればよいのか、テストコードでチェック、一部のみ使いつらいところは避ける、Railsでアカウント管理はしない、などの対策を挙げられていました。

締めの言葉は「それでも自前でフル実装して本番に投入するのはやめておきましよう」

@kamina_zzz(Kaito Minatoya)さん「Rails で Distributed Tracing をやっていく苦難について」

www.slideshare.net

Ubie社にお勤めの@kamina_zzz(Kaito Minatoya)さん。今回はDistributedTracing(分散トレーシング)のお話でした。

マイクロサービスに関連して注目されているDistributedTracingですが、まずはその概念と歴史について説明。

次にUbie社にてどのような条件でそれを採用しているのかの実例を述べ、具体的に検討したミドルウェアやライブラリ、それぞれがサポートされているフォーマット、そして使ってみた上での実際の感触(対応しているはずのものに対応していないとか)について述べられていました。使えない部分はPR出してコントリビュートされているとの事です。

コードでの実現例もあり、これからDistributedTracingを導入しようと検討されている方にはとても参考になるお話だったのではないでしょうか。

@free_world21(小林noel)さん「railsでつくるなんちゃってserverless CMS〜コーポレートサイト編〜」

speakerdeck.com

@free_world21(小林noel)さんは3回目のご登壇。いつもありがとうございます。アツく辛い鉄道プロダクトネタを枕に、今回はコーポレートサイトを作るお話です。

コーポレートサイトを作る必要が出てきた。wordpressが手軽だが、エンジニアにやらせたくないなぁ...という、遭遇したことがある人も多そうなシチュエーション。

そこでRails+AWSで作る決断をし、実際にどのように作ったのか、構成、実装コードなどについて紹介されていました。

さらにその先の野望として、完全ServerlessCMSにしていく計画もあり、その構成案についての共有も頂きました。実現後の再度のご登壇が期待されます。

スポンサーセッション forkwellさま

今回もいつもの重本さんがご登壇。毎回のご支援、ありがとうございます。

何回も来てますが、はじめての方!いたらツイートお願いします!との掛け声から始まり、今回は他にも主催しているインフラエンジニアミートアップについてのご紹介。 なぜそんなことをするのか?それは成長し続けるエンジニアを支援するのがポリシーだから。

毎度おなじみセルフマネジメントサイクルのためにあるある嫌なスカウト、それを仕組みから解消。スパムとサヨナラ、それがフォークウェルスカウト。

またイベント支援は我々だけではなく、ソニーさんも一緒にやっています!との事でした。

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開発者の募集も引き続き実施中。息をするかのようにテストコードを書く方歓迎!との事です。

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ゲストスピーカー @sue445さん「Ruby on CI」

今回はゲストスピーカーに@sue445さんをお迎えし、Ruby製のアプリやgemのCIについてのベストプラクティスについてお話頂きました。

まずは自分の属性について、キュアエンジニア、YAMLエンジニア、CIエンジニア、雑用であると自己紹介。 そして本編は、なぜCIをするのか、歴史、その取扱いについてなど、CIについて広く実践的なお話でした。

ここで頑張ってまとめるよりも資料を見て頂くのが一番早いかと思います。CI構築を考える方には貴重な資料かと思いますので、是非ご覧下さい。

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次回、銀座Rails#25について

次回銀座Rails#25は2020/09/25(金)、オンラインでの開催となります。

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銀座Rails三周年としまして、LT企画『KaigiEffect』、『RubyKaigiTakeout - Kaigi on Rails座談会』(@a_matsudaさん、 @ogijunさん、@okuramasafumiさん)、『ここに注目!Kaigi on Rails』(@okuramasafumiさん、 @yu_suke1994さん) の三本立てですとなります。

なおLT企画『KaigiEffect』では、LT発表者を募集しています。 RubyKaigiからあなたが受けた影響、RubyKaigiでのあなたの体験を、あなたの言葉で自由にお話し下さい!

パーフェクトRuby on Rails【増補改訂版】は良い

今日の朝技術評論社の電子版を購入したので、ざっと読んでみました。

感想

歳を取ってくると指導的なお仕事も増えてきまして、指導にあたり「未経験者 / 初級者の方にどうやって階段を作っていくか」を意識することが大切なんだなぁと日々感じております。

その階段の高さに適切な書籍等があるととても嬉しいなと思うのですが、

ここ1〜2年で ゼロからわかる Ruby 超入門 (かんたんIT基礎講座) 現場で使える Ruby on Rails 5速習実践ガイド Ruby on Rails 6 エンジニア 養成読本 Software Design plusなど新しい書籍が何冊か出ており、Rails TutorialやRails Guideなどと合わせてだいぶ足回りを固めやすくなって来て、大変ありがたい世の中だなぁと感じるのであります。

そんな中で今回出版されたこちら。

読んでみると、Railsを使って開発している間にどこかで覚えたり使ったりすることになる、という知識が本編からColumnまで満載です。

全部をじっくり読んでもよし。ざっと頭に目次を入れてなにか課題があったときに「あ、そういえばパRailsに書いてあったな」と引っ張り出して来るのもよし。どう解決しようかな〜と実務で考えている時に、目次から対象となる記事を探して利用するもよし。

今この時に手元に置いておいて、まったく損の無い良い本だなぁと思いました。

それぞれの情報の信用性につきましても、コミュニティでよく顔を合わせたり、一緒にプロジェクトを立ち上げたり、学生時代から付き合いがあったりする友人知人が著者として名を連ねており、彼らが現場で実際に戦っており、その仕事ぶりの一部を知る人間としてもオススメできる信頼の一冊です。

二年に一回位出ないかなぁ...と正直なところ思います(が、その作業の膨大さから人生の意味を問いながら書く彼らを見ていると、そんなお願いをするのも心苦しいのであります)

ということで、たいへんオススメの一冊でした。

銀座Rails#23を開催しました

去る2020/07/04(土)、銀座Rails#23を開催しました。

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togetterのまとめ: togetter.com

スポンサーセッション リンクアンドモチベーションさま

リンクアンドモチベーションさまからは、今回も磯崎さんがご登壇。 初の土曜日開催ということで、主に会社に関する情報についてのお話でした。

BtoBだけでなくBtoCにもサービスを展開しており、それらの開発者を募集しているとのこと。 上場企業である安定した労働環境と、チャレンジできる開発組織を併せ持っているので、興味がある方は是非応募して欲しい、とのことでした。

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@morimorihogeさん「出張!Railsウォッチ in 銀座Rails

speakerdeck.com

毎度おなじみ@morimorihoge森さん。今回はActiveRecordにおけるSELECTのベンチマークを取るお話でした。

ActiveRecordはデフォルトでSELECT * なSQLを発行することが知られていますが、これをカラムを絞り込むことで、スピードやメモリ使用量にどのような影響があるのか。 selectの有無、カラム数の違い、メンバ参照の有無などのパラメータを変えた上で、実際にベンチマークを取った結果を共有されていました。

@yahondaさん『「再現ケース」の必要性とその難しさ』

speakerdeck.com

今回の本多さんの発表は『「再現ケース」の必要性とその難しさ』と題し、普段活動されているRubyRailsの開発時の再現ケースの報告に関するお話でした。

例えば開発中のRubyの変更によって、開発中のRailsのCIが落ちた場合、再現ケースを作った後、Rails側に報告するのか、それともRuby側に報告するのか。 それぞれのメリット・デメリットについて考察の後、実際に報告した事例について共有頂きました。

ゲストスピーカー k0kubunさん「JIT on Rails

今回はゲストスピーカーにRubyコミッターのk0kubunさんをお迎えし、「JIT on Rails」と題して、皆さんが気にされているJITによるRailsの高速化の現状についてお話頂きました。

まずは最近作られたOSSrspec-openapiの紹介から。個人的にはちょうどOpenAPI2のDocumentをOpenAPI3形式に書き換える課題を持っており、気になるお話でした。

github.com

そして本題のJITについて、まずは現在の性能についてベンチマークを共有。Rubyのversionが2.6から3.0に向かって上がっていくにつれ、「今日ふと思いついて早くした」箇所含めVMの性能にJITが近づいていくことが確認でき、それぞれの性能改善では何を実施したのかについてお話頂きました。

次にRailsにおけるボトルネックについて、OptcarrotとSinatra,Railsとでベンチマークに差が出るのはどこか、「CPUの気持ちになって」どのレイヤーがボトルネックになっているのか共有。

さらにCからRubyに書き換えると早くなる事例についてのお話や、今後のJITアーキテクチャについて、実施すること、したいことについてお話頂き、「JITによる最適化が困難なところの足回りを整えている段階」「Railsが速くできるまでの道のりは長いが、3.0でも着実に進捗している」とまとめられていました。

speakerdeck.com

スポンサーセッション forkwellさま

今回はトリで重本さんがご登壇。 いつものありがたいキャンペーン情報についての共有や、スカウト機能について、その意義とエンジニアにとっての不都合の部分を省いた素敵な仕様についてご共有頂きました。

https://jobs.forkwell.com/jobs.forkwell.com

また開発者の募集もされているとの事です。

https://jobs.forkwell.com/grooves/jobs/5467jobs.forkwell.com

次回、銀座Rails#24について

次回銀座Rails#24は2020/08/28(金)、オンラインでの開催となります。

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ゲストスピーカーには @sue445 さんをお招きし、「Ruby on CI」と題して、Ruby製のアプリやgemのCIについてのベストプラクティスをお話頂きます。 参加者、登壇者募集中です。

銀座Rails#22を開催しました

去る2020/06/12(金)、銀座Rails#22を開催しました。

ginza-rails.connpass.com

togetterのまとめはこちらから。 togetter.com

スポンサーセッション リンクアンドモチベーションさま

リンクアンドモチベーションさまからは、今回も磯崎さんがご登壇。

今回のお話は、主にリモートでの業務の工夫などについて。 ひげ率が高まったり、コミュニケーションを深めるためにプレゼント企画を実施したり、社員発案でみんなでストレッチをする時間を取ったりなど、様々な工夫をされているとのことです。

引き続き採用を行っているとのことで、募集ページや組織の紹介についてお話されていました。

採用ページはこちらから。 www.wantedly.com

@morimorihogeさん「出張!Railsウォッチ in 銀座Rails

speakerdeck.com

毎度おなじみ@morimorihoge(森)さん。いつもありがとうございます。

今回はRubyCLIプログラムを書くためのお話でした。

まずはRubyCLIプログラムを書くための基本を説明。Option parserの具体的な用途を例示し、その便利さに参加者の方からも「便利だ〜」との声が。

他にもOpen3やShellwords、ERB、DATA(FileObject)など、CLIプログラムを作る時に便利な組み込みライブラリが紹介されました。

@masa_iwasakiさん「不安定テストを生み出すCapybaraを調教する」

docs.google.com

二度目のご登壇となる@masa_iwasakiさん。今回は、ほんとは通るはずなのに、redになってしまう「不安定テスト」への対策のお話です。

まず「不安定テスト」について、落ちる可能性のあるテストの書き方が原因の一つであると説明。

その対策として、findの挙動を知り正しく要素をfindする、セレクタ力を高める、設定によって便利にしていく、などのTipsを紹介の上、「Capybaraを調教すると述べたが、調教が必要なのは(使用する)我々の方であった」ときれいにまとめられていました。

スポンサーセッション forkwellさま

いつもお世話になっているforkwellさまから、これまたいつもお世話になっている重本さんがご登壇。

エンジニアの成長サイクルに有用な勉強会、しかし全部行ってたら大変。それに変わるコミュニケーションがスカウトだが、普通のスカウトはスパムのようだ... その不都合を解消したスカウト、一括送信なし、周辺ツールの判別性も良好!と、forkwellのスカウト機能についてご説明されていました。

https://jobs.forkwell.com/jobs.forkwell.com

また開発者の募集もされているとの事です。

https://jobs.forkwell.com/grooves/jobs/5467jobs.forkwell.com

ゲストスピーカー 神速さん「Rails on Docker」

今回はゲストスピーカーとして神速さんをお招きし、RailsとDockerを組み合わせる際の様々な工夫についてお話頂きました。

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まずはDockerとはなにかについて、歴史的経緯を含めてその役割についておさらいをし、次にRailsとDockerを組み合わせて利用する場合の具体例について例示。

高速化、軽量化のための工夫や、開発でCircleCIのイメージを使う、stgでエラーが出た場合に本番用イメージをlocalで使う体制を整えるなど、実践的なノウハウを共有いただきました。

次回、銀座Rails#23について

次回銀座Rails#22は2020/07/04(土)、オンラインでの開催となります。

ginza-rails.connpass.com

ゲストスピーカーには @k0kubun さんをお招きし、「Ruby 3.0 JIT on Rails」をお話頂きます。 参加者、登壇者募集中です。