銀座Rails#13を開催しました

去る2019/09/12(木)、銀座Rails#13を開催しました。

ginza-rails.connpass.com

今回はまたGinzaSixにて、リンクアンドモチベーションさまのスペースをお借りしました。 当日の様子につきましては、togetterのまとめを御覧ください。

togetter.com

スポンサーセッション リンクアンドモチベーションさま

毎度おなじみ、リンクアンドモチベーションさまからは、採用担当の磯崎さんがご登壇されました。

前回までにRailsTutorialの2章まで進め、今回までに3章以降を実施する!と宣言されていましたが、今回は「詰まりました!」と悩みの報告。書いてあることをそのまま打ち込み実行...をしていたものの、それでは理解が不足し、そもそもGemfileとは... bundle installとは... で詰まってしまったとの事です。より理解を深めながら進めることを決意されていました。

そんな磯崎さんが採用担当をしている、リンクアンドモチベーションさまの採用情報はこちらから。

www.wantedly.com

出張Railsウォッチ in 銀座Rails

今回もBPS株式会社から、TechRachoを運営されている@morimorihoge(森)さんがご登壇。

まずは恒例のアンケート結果の公表から。「Rails6の新機能が気になる方が多い」「Rubyは2.4以降を使っている人が多い」「backend用にRailsを使っている人が多い」という結果を共有した上で、今回はRails6の新機能の一つであるActionTextの解説をチョイスとのこと。 ActionTextとは何かという話から、WYSIWYGとはというお話、他のWYSIWYGとの比較、機能の特徴などを解説頂きました。

また最近のSlideやGemの共有など、今回も盛りだくさんの内容でした。

techracho.bpsinc.jp

@masa_iwasakiさん「fixture再考」

いつも2次会番長をして頂いている @masa_iwasaki さん。この度またフリーランスとしての活動を再開されたとのこと。 今回はRailsに昔からある機能である「fixture」に関する発表でした。

まず会場の参加者の方々にfixtureの知名度について尋ねてみたところ、知っている方は8割超、使ったことが有るかたは半分、書いた方は10人ちょっととの挙手が。 そしてfixtureの使い方のおさらい、FactoryBotとの比較、そしてfixtureのメリットを数点挙げ、「Factoryからfixtureに置き換えたら早くなるのでは」と仮定。 検証を実際にdev.toに対して行い、その課程について解説しつつ、結果的にdev.toで13秒くらい早くなる程度、との事でした。

詳しい結果はこちらから。

speakerdeck.com

@neko314_ さん「RailsとJSのデータ橋渡しについて考えてみた」

@neko314_ さんは、皆が気になるRailsJavaScriptの関係について発表されました。 RailsからJavaScriptにデータを渡す方法として、API渡しとDOM渡しがあるが、パフォーマンス的にどちらが優れているのか。DOMの方が優れているのでは...と疑問に思ったとのこと。実際に検証方法として、AuditsパネルやGoogle developer toolなどツールを紹介の上、実装例を説明。

その上で様々な場面でのスピード比較結果を「APIで実装すると。HTMLの表示は速い」「DOMの場合、全体が表示し終わるのは速い」とし、「結論としては、よくわからない」と正直に宣言。しかし、より知りたくなった、興味がより一層増えたとお話され、その姿勢に参加者の皆さんが共感していました。

speakerdeck.com

スポンサーセッション メドピアさま

メドピアさまからは、@arihh(平川 弘通)さんがご登壇。 昨年9月からメドピアさまへ入社されたとの事で、「声かけていただけたら、そのまま会社に引きずり込みますんでよろしくお願いします」と宣言。

度々開かれている開発合宿やプルリク振り返り会、整地部活動、そして9/26に開かれるイベントの紹介など、充実した開発環境について説明されていました。

9/26のイベントはこちら techplay.jp

@arihh さん登場のblogはこちら medpeer.co.jp

ゲストスピーカー @a_matsuda (松田 明) さん 「Railsのパフォーマンスをチューニングしてみる話」

一周年を記念し、第一回にもお越し頂いた松田 明さんにご登壇頂きました。 内容はRailsそのもののパフォーマンスの話。 まずRailsって遅くて有名ですよね...307/371位(teckempower.com調べ)という話から始まり、実際はどうなのか、schaffoldでアプリを作り、計測し、早くする、という手順を共有。

計測するにあたっては、どこを計測すればすべてを測れるのか、そのためにはどこに何を書くのか...など詳細を述べ、様々なパターンでの計測を実施。

そして、着目点としてObjectのアロケーション数を挙げ、それを様々な方法で減らす事を試みます。 増えたり減ったり、また速くなったり遅くなったりを繰り返し示しながら、こうやって細かくRailsのパフォーマンスは改善されていく、ということがわかる発表でした。

次回、銀座Rails#14について

次回銀座Rails#14は2019/10/24(木)、今回と同じくGinzaSixのリンクアンドモチベーション様のスペースをお借りしての開催です。

ginza-rails.connpass.com

ゲストスピーカーには、CRuby、Apache Arrowのコミッタである @mrkn(Murata Kenta)さんをお迎えし、「Apache ArrowできりひらくRubyの未来」をお話頂きます。

発表者の募集について

銀座Rails#14では、登壇される方を募集しております。 15分は敷居が高いという声に応え、5、10、15分の中から選択できるようになりました。 敷居の低い登壇チャンスのご提供が一つの目標となっておりますので、皆様お気軽にお申し込み下さい。

t.co