銀座Rails#19を開催しました
去る2020/03/19(木)、銀座Rails#19を開催しました。
新型コロナウイルス感染症の影響で、初のオンライン開催となりました。
当日の様子につきまして、togetterのまとめを御覧ください。 (ただ今回はコメントをCommentScreenにて募ったため、少なめのtweetとなっております...) togetter.com
スポンサーセッション リンクアンドモチベーション様
いつも場所をご提供下さっていたリンクアンドモチベーション様ですが、今回はインターネット回線の状況やご家庭の都合でご自宅からのZoomでの配信が難しい登壇者の方への場所の提供をして頂きました。
スポンサーセッションでは、リンクアンドモチベーション社で提供している様々なサービスの紹介をして頂きました。
「出張Railsウォッチ in 銀座Rails」@morimorihoge さん
恒例の出張Railsウォッチ。今回は開発チームの冗長化に関するお話でした。
「トラックナンバー(バス係数)」、すなわち「トラック(バス)に轢かれた人がいた場合にプロジェクトが継続できなくなる人数」を意識してみると、その人数が少ない(特に1だったりする場合)、特定のエンジニアに何かと情報が偏りがちな状況というのは、サービスやビジネスが立ち行かなくなる恐れが大きいと考えられます。
そこでRailsプロジェクトにおいて、開発系、運用系などそれぞれのケースで、どのような点が危険で、どのような対策を取れるか、などの実例を挙げて頂きました。
小林ノエルさん「railsとserverless技術で鉄道アプリを作った話〜なぜ僕はrubyでバイナリをパースしたのか〜」
前回は金融業界での開発の話をして頂いた小林ノエルさん。 今回は鉄道プロジェクトのお話です。
とにかく業界特有の慣習により、「ヤバさしか無い」「サンプルもくれない」つらい思いをした小林さんですが、そのプロジェクトをRailsを使い、様々な創意工夫やツールを駆使しRubyでバイナリをパースするなどして完成までこぎ着けた経緯をお話頂きました。
ほんとうにつらそうでした。
スポンサーセッション forkwell さま
いつもご支援頂いているforkwellさま。銀座Railsのオンライン開催につきまして、資金からノウハウ提供までサポート頂きました。
スポンサーセッションでは、forkwellの「嫌なスカウト」ではないエンジニアフレンドリーなスカウトの仕組みを備えた「forkwell scout」のしくみのお話でした。
スポンサーセッション ScoutAPM さま
いつも銀座の地ビールをご提供頂いていたScoutAPMさま。今回オンライン開催となったため、残念ながら地ビールはお預けとなってしまったのが残念ですが、また現地開催となった場合にはサポートいただけるとのことでした!
スポンサーセッションでは、改めてAPMの必要性について解説。
N+1、SlowQuery、TransactionTraceでの分析、github連携など、機能の説明も交え、試したい方にはトライアルでの無料試行が可能とのことです。
ゲストスピーカー f_subalさん「The Majestic MPA」非SPAをまともに開発するために何をするべきか
今回はpixiv社にてフロントエンドエンジニアをされている @f_subalさんをお招きし、Railsとフロントエンドに関するお話をお願いしました。
実際に携わられているpixivFactoryという「フロントエンドが分厚い」「非SPA(=MPA)」のサービスを例として、jQueryやReactなどが混在する状況を、「Universalをあげて規約で殴るという手法」を用いて、それぞれが共存できる土台を作って運用する実例をお話頂きました。
前提となる設計思想から個別のノウハウまで、過去の資料の例示なども含めて知見の詰まった内容で、Railsにおけるフロントエンド開発に悩む参加者の方も「頷きすぎて首がもげる」とコメントされたほど盛り上がりました。
銀座Rails#20について
この記事の次の回にあたる銀座Rails#20、2020/04/17(金)にオンラインにて開催しました。 後ほどレポートを書く予定となっておりますので、しばらくお待ち下さい。
また銀座Rails#21を、2020/05/15(金)に開催予定です。 ginza-rails.connpass.com 現在ご登壇者を募集中ですが、オンライン開催ですので、全国どこからでもご登壇頂けます。時間も5分〜15分まで選択でき、内容のご相談にも乗りますので、お気軽にお申し込み下さい。