銀座Rails#28を開催しました
去る2020/12/18(金)、銀座Rails#28を開催しました。
当日の様子は、togetterのまとめを御覧ください。
スポンサーセッション リンクアンドモチベーションさま
第一回からスポンサーをして下さっているリンクアンドモチベーションさまからは、以前公募枠からもご登壇頂いた、テックリード&EMの江上さんがご登壇。
良い会社の定義を変える、事業面だけでなく会社と社員の相思相愛度(エンゲージメント)が評価される社会を...という思いでプロダクトを作っているとのことで、展開している4つのサービスを紹介。
モチベーションクラウドシリーズの売上も昨年比140.3%と順調で、Quiitaのアドベントカレンダーランキングも2連覇中とのこと。 3連覇を目指して記事を鋭意作成中とのことでした。
採用ページはこちらから www.wantedly.com
森雅智(@morimorihoge)さん(BPS株式会社)「出張Railsウォッチ in 銀座Rails」
継続的に話題をご提供下さっている森さん。第10回からほぼ毎回ご参加頂いております。参加のきっかけのお話を枕に、今回は参加層と発表内容の層の分析のお話でした。
おかげさまでほぼ毎月開催できている銀座Railsですが、その全回を対象に、参加者層と発表内容の想定ターゲット層を分析。そして銀座Railsが中級者の壁を超える一助になっていると考察。
また各回を内容の種類に分けて分類し、どんなお話が過去あったのかについてもPickupして頂きました。
伊藤遼さん 「モチベーションクラウドを支える非同期処理の変遷 」
新卒2年目、エンジニア歴1年めの伊藤さん。
パフォーマンス改善チームに配属されたとのことで、企業規模が大きくなっていくにつれ鳴り響く響くアラートに悩まされたとの事。 単一サーバでの大量のcronを、スケーラブルに、並列化した実例をお話頂きました。
active elastic jobを使うことにしたとのことで、リトライ処理などの苦労はあったものの、 結果として大幅に高速化、過去最大者数の同時サーベイ実施でも問題なしとなったとの事。
また副次的には処理の分割もでき、開発の生産性も上がったとの事でした。
osyoさん「12月25日にリリースされる Ruby 3.0 に備えよう!」
前々回、Ruby3.0のお話をしてくださったosyoさん。
その時点では 、Ruby3.0はpreview1でしたが、そこから大きく変わったとのことで、その点に差し掛かった時には「前回の話は嘘です!忘れてください!」と呼びかけながら、型まわりのサポートやRactor、Scheduler、パターンマッチ、 右代入、エンドレスメソッドなど、変更点について一部はデモを交えながら、変更内容についてお話頂きました。
Ruby3.0のリリース直前に一通りのおさらいが出来、参加者の方も喜ばれていました。
スポンサーセッション forkwellさま / SONY さま
SONY様とタッグを組んで、継続的にエンジニアコミュニティをご支援下さっているforkwell様。 今回は動画でのスポンサーセッションご登壇となりました。
内容はおなじみ「自由なエンジニア 不自由なエンジニア」。 社内評価と市場評価、どっちが大きくても釣り合わない。解決策は勉強会などだが、オフラインになってやりにくい。そこでスカウト。 一括送信スパムがない、簡単につよみが伝わる、自分の評価がわかる、さまざまな企業が待っている。そんなサービスであるとの事です。
ゲストスピーカー まつもとゆきひろ(@yukihiro_matz)さん「Ruby3.0 and beyond」
今日も緊急開発者会議だったというまつもとさん。今回のお話はRWCでのスライドと同じで、Ruby3.0の話も先にご登壇のosyoさんとかぶるということで、 基本的な話を手短にし、質問に多く答えて下さるとのお話から始まりました。
まずRuby3.0については「コンパチブルで高速化されたより良い言語である」と説明され、過去のRubyや他の言語の条件を踏まえた互換性の話、高速化の内容と課題、型の話、そして3.1や4.0に向けた話などをされました。
その後10分程の質疑応答の後、懇親会でも約一時間、質問にお答え頂きました。
次回、銀座Rails#29について
次回銀座Rails#29は2021/01/29(金)、オンラインでの開催となります。
ゲストスピーカーにはやさいちさんをお招きし、『Ruby on Railsの正体と向き合い方【増補改訂版】』をお話頂く予定です。
参加者募集中です。 ginza-rails.connpass.com