銀座Rails#26を開催しました

去る2020/10/23(金)、銀座Rails#26を開催しました。

ginza-rails.connpass.com

当日の様子は、togetterのまとめを御覧ください。 togetter.com

スポンサーセッション リンクアンドモチベーションさま

リンクアンドモチベーション様より、前回に引き続きエンジニアリングマネージャの今野さんがご登壇。 趣味はラズパイ遊びとの事ですが、居間に置いておいておいたらゴミだと思われて捨てられたとのこと。確かに配線がむき出しだったりするとそう思われる可能性はありますが、悲しいですね...

リンクアンドモチベーション社が提供しているサービス「モチベーションクラウド」の開発にRailsを使っており、Railsに大変お世話になっているため、コミュニティの支援をして下さっているとのことでした。いつもありがとうございます。

採用ページはこちらから。 www.wantedly.com

江上真人さん『大量データでもサクサク動くRailsになるために』

スポンサーをして下さっている、リンクアンドモチベーション社にお勤めの江上さん。趣味は料理とのこと。

今回のテーマは大量データでもサクサク動くようにするためのパフォーマンス向上ということで、まずはその理由について、提供しているサービスへの要求が、大手顧客に対応するにあたり高まってきたと説明。

そのために、今回はRailsの書き方の改善に絞り、N+1問題が生じやすい場所と対策、batch処理での高速化、DB対策など具体的なお話をされました。

その結果、APIは平均20倍速、バッチは平均11倍速になったとのことです。

osyoさん『これからの Ruby と今の Ruby について』

普段からRubyへのpatchを投げる活動などを行っているosyoさん、好きな機能は(みんな大好き)refinements。今回はこれからのRuby=3.0、今のRuby=2.7.2についてのお話です。

まずは3.0の機能の解説から。RBSによる型情報取得の取り扱い例、TypeProfから.rbsを生成する例、右代入のお話など、具体的なコードを例示しながらの解説を実施。

次に2.7.2について、非推奨警告がなくなる件について、明示的に出力する方法がある事を前提に、今後どうやって向き合うかについて考察を述べ、良い運用があったらフィードバックしてほしいとお話されていました。 speakerdeck.com

スポンサーセッション forkwellさま

今回も前回に引き続き、動画でのスポンサーセッションとなり、Forkwellさまより永田さんのプレゼンが再生されました。

Forkwellさまの変わらないポリシー、「成長し続けるエンジニアを支援する」。「Forkwell Jobs」はそのポリシーに則り、エンジニア自身が自分の価値を把握でき、なおかつ無差別な送信がされないスカウトサービスを提供。 また、すでに利用してしまった自分としてはいいなぁと思う、いつものAmazonのキャンペーンのご紹介、そしてSONYさまとの協力など、エンジニアやコミュニティへの支援を継続されているとの事でした。

jobs.forkwell.com

ゲストスピーカー ミノ駆動さん『Railsで考えるドメイン駆動設計のコアドメイン

過去の登壇者、参加者の方からのリクエストで、今回はミノ駆動さんをゲストとしてお招きしました。

クラウドワークス社に「コードをきれいにしてほしい」と誘われてお勤めのとの事で、その際にDDD(ドメイン駆動開発)を用いたとの事。

まずはDDDの真の主人公はコアドメインであるとのお話からはじまり、その内容を有名RPGゲームにたとえての解説を実施。 重要なのはDDDの目的であり、それを実現するためのRails流の手段が編み出されても良いのでは?とお話が続きます。

その具体例に触れながら、最後にDDDの実現のためにはビジネス理解が必須であると述べられていました。

speakerdeck.com

次回、銀座Rails#27について

次回銀座Rails#27は2020/11/27(金)、オンラインでの開催となります。

ゲストスピーカーには五十嵐邦明さんをお招きし、『Railsの学び方、あるいは本の書き方、そして教え方』と題し、 Railsの学び方、本の書き方、教え方から、それに基づいた新しい視点についてお話頂きます。

現在参加者募集中です。

ginza-rails.connpass.com