銀座Rails#24を開催しました

去る2020/08/28(金)、銀座Rails#24を開催しました。

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togetterのまとめ: togetter.com

スポンサーセッション リンクアンドモチベーションさま

今回は、リンクアンドモチベーション社にエンジニア社員第一号として入社、現在は開発責任者を務めていらっしゃる柴戸さんがご登壇。

まずは開発体制と、提供しているプロダクトであるBtoB向けのMOTIBATION CLOUDなど3つ、BtoC向けのiCompanyClubのご紹介。

そしてリンクアンドモチベーションでのエンジニアの働く環境について、裁量の大きさ、拡大中のプロダクトで働けること、将来なりたい姿+会社がやってもらいたいことを重ねていくための相互理解に力を入れていることなど、その良さについて説明されていました。

採用ページはこちらから。 www.wantedly.com

@morimorihogeさん「出張!Railsウォッチ in 銀座Rails

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毎度おなじみ@morimorihoge(森)さん。今回は令和Devise事情と題して、この頃話題となっていたDeviseのお話でした。

まずは事前にTwitterで行ったアンケート結果を共有(前述toggetterのまとめにそのtweetが含まれています)。その内容を踏まえ、Deviseがなぜ敬遠されるのか、その理由について考察。

その上でDeviseのメリットを再考し、更にどのように導入され、その後辛くなっていく...というストーリーを挙げ、どうすればよいのか、テストコードでチェック、一部のみ使いつらいところは避ける、Railsでアカウント管理はしない、などの対策を挙げられていました。

締めの言葉は「それでも自前でフル実装して本番に投入するのはやめておきましよう」

@kamina_zzz(Kaito Minatoya)さん「Rails で Distributed Tracing をやっていく苦難について」

www.slideshare.net

Ubie社にお勤めの@kamina_zzz(Kaito Minatoya)さん。今回はDistributedTracing(分散トレーシング)のお話でした。

マイクロサービスに関連して注目されているDistributedTracingですが、まずはその概念と歴史について説明。

次にUbie社にてどのような条件でそれを採用しているのかの実例を述べ、具体的に検討したミドルウェアやライブラリ、それぞれがサポートされているフォーマット、そして使ってみた上での実際の感触(対応しているはずのものに対応していないとか)について述べられていました。使えない部分はPR出してコントリビュートされているとの事です。

コードでの実現例もあり、これからDistributedTracingを導入しようと検討されている方にはとても参考になるお話だったのではないでしょうか。

@free_world21(小林noel)さん「railsでつくるなんちゃってserverless CMS〜コーポレートサイト編〜」

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@free_world21(小林noel)さんは3回目のご登壇。いつもありがとうございます。アツく辛い鉄道プロダクトネタを枕に、今回はコーポレートサイトを作るお話です。

コーポレートサイトを作る必要が出てきた。wordpressが手軽だが、エンジニアにやらせたくないなぁ...という、遭遇したことがある人も多そうなシチュエーション。

そこでRails+AWSで作る決断をし、実際にどのように作ったのか、構成、実装コードなどについて紹介されていました。

さらにその先の野望として、完全ServerlessCMSにしていく計画もあり、その構成案についての共有も頂きました。実現後の再度のご登壇が期待されます。

スポンサーセッション forkwellさま

今回もいつもの重本さんがご登壇。毎回のご支援、ありがとうございます。

何回も来てますが、はじめての方!いたらツイートお願いします!との掛け声から始まり、今回は他にも主催しているインフラエンジニアミートアップについてのご紹介。 なぜそんなことをするのか?それは成長し続けるエンジニアを支援するのがポリシーだから。

毎度おなじみセルフマネジメントサイクルのためにあるある嫌なスカウト、それを仕組みから解消。スパムとサヨナラ、それがフォークウェルスカウト。

またイベント支援は我々だけではなく、ソニーさんも一緒にやっています!との事でした。

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開発者の募集も引き続き実施中。息をするかのようにテストコードを書く方歓迎!との事です。

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ゲストスピーカー @sue445さん「Ruby on CI」

今回はゲストスピーカーに@sue445さんをお迎えし、Ruby製のアプリやgemのCIについてのベストプラクティスについてお話頂きました。

まずは自分の属性について、キュアエンジニア、YAMLエンジニア、CIエンジニア、雑用であると自己紹介。 そして本編は、なぜCIをするのか、歴史、その取扱いについてなど、CIについて広く実践的なお話でした。

ここで頑張ってまとめるよりも資料を見て頂くのが一番早いかと思います。CI構築を考える方には貴重な資料かと思いますので、是非ご覧下さい。

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次回、銀座Rails#25について

次回銀座Rails#25は2020/09/25(金)、オンラインでの開催となります。

ginza-rails.connpass.com

銀座Rails三周年としまして、LT企画『KaigiEffect』、『RubyKaigiTakeout - Kaigi on Rails座談会』(@a_matsudaさん、 @ogijunさん、@okuramasafumiさん)、『ここに注目!Kaigi on Rails』(@okuramasafumiさん、 @yu_suke1994さん) の三本立てですとなります。

なおLT企画『KaigiEffect』では、LT発表者を募集しています。 RubyKaigiからあなたが受けた影響、RubyKaigiでのあなたの体験を、あなたの言葉で自由にお話し下さい!